★春の作業

ダリアやユリなど夏咲きの球根類は5月中旬以降が植え付け時期です。 庭の土が温かくなってきたら耕し、植える準備をします。堆肥や腐葉土などの有機質と化成肥料を一緒にすきこみます。土壌のPh調整には石灰を使うと土が固くなるので、薫炭や粉炭をまくのがおすすめです。植え付けたらたっぷり水を与えます。 地植えにしているチューリップやムスカリなどの秋植え球根は、球根の充実をはかるために、葉が枯れるまで2週間に1回ほど液肥を与えておくとよいでしょう。 花が咲き終わったら「花がら」はこまめに摘んでおきます。こうすることで病害虫の発生を減らす事ができます。

★夏の作業

チューリップやヒヤシンスなど昨秋に植えた球根は、葉が枯れ始めたら掘り上げましょう。その後秋の植え付けまでは乾かしてネットに入れて、風通しのよいところで保管します。スイセンも3~4年経ったものは掘り上げますが、その際は土壌に腐葉土や堆肥を混ぜてから植え直します。ハナショウブやジャーマンアイリスなどを株分けする場合は、開花中~開花直後に作業します。掘り上げたら芽が数個ずつつくように根茎を切り分けます。植える時の深さは、根茎の背中が軽く隠れるくらい浅めが適当。

★冬越しの方法

ダリア、グラジオラスなど春植えの球根で戸外冬越ししないものは、庭から掘り上げて保管が必要となります。球根が傷つかないように周囲を掘り、腐っている所は取り除き、土をはらいます。気温の変化が少なく凍らない所(ジャガイモの保存ができる程度のところ)に、乾かないように保存します。もみ殻に入れておくのが一番よいとされていますが、少し湿ったピートモスや新聞紙に包んで保存するのもよいでしょう。
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